ドラッグストアでの栄養相談
お客様から栄養相談に来ることはない!
今日のテーマは、ドラッグストアでの栄養相談についてです。
ドラッグストアにご来店される方で、お客様から栄養相談を希望される方は基本的にいないと思います。
企業によっては栄養相談をアピールしているところもあるので、全くいない訳ではないと思いますが、自分の経験ではほぼいないということです。
栄養相談って病気になった人や、健康診断の数値が悪かった人が受けるものだと思っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、そういった人たちは、もともと病院の治療を受けられていたり、受診する方が多いですよね。
それなので、栄養相談が必要だと思ってドラッグストアに来る方は少ないです。
つまり、お薬、健康食品などの接客から、潜在的なニーズを引き出さないといけないのです。
お客様に来てもらうのではなく、お客様のご来店の目的をきっかけに、食生活の提案をしていかなければならないということです。
栄養相談のきっかけづくり
では、どうやって栄養相談のきっかけをつくるかというと、お薬や健康食品、または化粧品などをお探しのお客様にお声がけをし、お悩みや原因を聞き出すことが重要になると思います。
お薬等を探されているお客様には、その症状になってしまった原因があります。しかも、その原因の一つにだいたい食事が当てはまります。
つまり、そこから普段の食事内容などを聞き出すことが、きっかけづくりになるということです。
例えば、風邪の症状でお悩みのお客様から、最近ストレスが溜まっているという原因を聞き出すとします。そこから、「ストレスは、免疫力の低下などにつながる可能性があるので、免疫力を高める効果があると言われているビタミンCが多く含まれた食品を意識して摂ると良いですよ」とお伝えします。
このような、症状の原因に対する効果のような、お客様にとってわかりやすいお話をした後に、「因みに、食事バランスの乱れなどが体調不良につながることもあるのですが、普段の食事についてお伺いしてもよろしいですか?」などと、食事についての話を広げていけると良いのではないでしょうか。
私もまだ、実践できていないのですが、まずはきっかけづくりを意識してやっていこうと思います。
次回は、栄養相談をするにあたって必要な基本的な知識を自分なりに復習したいと思います。それと、店頭での限られた時間の中でスムーズに栄養相談をするために、使えそうなツールがあれば紹介していきたいと思います。
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